先輩の声

先輩の声

先輩の声 宮地さん 人生における最後のワンシーンにかかわらせてもらえる仕事

  • 今の職場の自慢、すきなところを教えてください。

    相談できる上司・仲間。尊敬できる上司。法人の理念。

  • 働く上でのポリシー、気を付けていることを教えてください。

    法人の理念「パッソ」。相手の立場に立って物事を考える。

  • 高佳会を一言で表すと?

    「笑い」笑顔があふれている(ゲスト様も職員も)ところです。

祖母の認知症発症で感じた「無力感」

私は介護の仕事を始めてから7年目で、今の職場では「リーダー」として仕事をさせてもらっています。出身は岐阜の短大で、保育科に2年、介護福祉専攻科に1年通い、卒業後は児童養護施設に就職しました。

養護施設に就職した理由は、もちろん介護現場には興味があったものの、当時はそれ以上に児童系の職場に興味があったからです。児童養護施設の仕事ではやりがいを持って取り組んでいたのですが、就職してちょうど1年くらいしたときにある転機が訪れます。

それが、祖母の認知症発症です。私と祖母は住んでいる市町村も違うため、直接的なサポートが難しかっただけでなく、介護に関する制度の活用などをうまく教えてあげることができず、「せっかく介護の資格を取ったのに、家族が大変なときに何にもできない…」と無力感を味わいました。

「このままじゃダメだな」と思い、1年で児童養護施設を退職し、介護の現場へ(現職とは別の有料老人ホーム)に転職します。

「個をメインとした質の高いサービス提供」を求め現職に

結局、その有料老人ホームでは5年働きました。たしかに、介護の仕事をしていく中でそれまでに無かった新しい発見や、児童系の職場とは違ったやりがいもありました。しかし、自分の中でどんどん「この職場は有料老人ホームの特徴を活かしきれていない…」という気持ちが大きくなっていったんです。

特別養護老人ホームや老人保健施設では、大人数を対象としたレクリエーションなど、どうしても一対一の対応が難しい場面があります。一方、有料老人ホームでは利用料が他の施設に比べて高い代わりに、「個別対応をしっかりする」というのが本来の特徴なんです。

簡単に言えば、「他の施設より高い利用料を払う分、質の高いサービスを提供する」という、ある種独特な環境とも言えるでしょう。しかし、前職は有料老人ホームではあるものの、大人数を対象とした仕事内容が多く、有料老人ホーム本来の特徴が十分活かされていない気がして…。

元より、私自身が「大人数相手の対応」をすることに向いていないと思って有料老人ホームを職場に選んだところもあったので、その点がどうしても気になり現職に転職を決意しました。今の職場を選んだ決め手は、自分が望んでいた「有料老人ホームならではの一対一の対応」ができると感じたからです。

ここでは、普通の施設のように「利用者さん」という感じではなく、「お客様」という感じで利用される方に接しています。有料老人ホームの特徴である一対一の対応はもちろん、顧客目線に立ったサービス精神が大前提にあるのが私に合っていると感じたんです。「ここなら自分のやりたかった介護ができる!」と。

「あなたでよかった」と言われる介護士を目指して

今は、介護部門の「リーダー」というポジションで働かせてもらっています。利用者の方々への対応はもちろん、現場を取り仕切ったり、新人職員を指導をしたりと、さまざまな内容がリーダーの仕事です。

正直言ってどこの職場でもあるように「最近の若い子は…」とか思うこともありますが、それ以上にやりがいの方が大きいですね。ちなみに、リーダーの上に「管理者」と呼ばれるポジションもありますが、そこは狙っていません。

というのも、これまで働いてきた中で、「私はトップではなくそれに近い位置、右腕のような立場で働いた方が力を発揮できる」と自覚しているからです。トップとして全体を管理するよりも、現場に近い位置である程度自由にさせてもらった方が性に合っているというか。

私としては役職どうこうよりも、関わらせていただいた利用者の方から、「あなたでよかった」と言ってもらえるような介護士になることの方が大切ですし、そう言ってもらえるように頑張っていきたいと思います。

あと「この仕事のやりがいは?」とよく聞かれるのですが、やはり一番は利用者の方から「ありがとう」とか言ってもらえる瞬間ですね。もちろん、この仕事はサポートさせてもらえるのが大前提ですし、「ありがとうを求めてはいけない」と言われることもあります。

ただ、やはりそういった言葉をかけていただいたときは、嬉しくなってしまいます。また、利用者さんが長年生きてきた中の最後の一部分に関われるのもこの仕事の素晴らしい点です。ここで亡くなる、亡くならないに関わらず、その人の人生のワンシーンに関われているのが、本当にありがたいですね。

学生へのメッセージ

この職場は、介護の現場でも珍しいくらい管理者(上司)の方が親身になって相談に乗ってくれます。働いている中で、「支えてもらっている」「守ってもらっている」「上司がいるから仕事ができる」と実感できる、とても働きやすい職場です。介護の仕事は「大変」といったイメージが先行しがちですが、それ以上に楽しいこともたくさんありますよ。「介護の現場で個別に質の高いサービスを提供したい」と思っている方、ぜひお待ちしています!